Oracle 11g R2シングルインスタンスのプロセス
*ASMまたはRACを利用する場合はその他専用プロセスが起動する。
1、バックグラウンドプロセス:
PMON process cleanup (プロセスモニタ) プロセス名: ORA_PMON_<SID> ユーザープロセスの障害時に ロールバック、リソース解放を行う。 ディスパッチャとサーバープロセスを監視し、障害がある場合 プロセスの再起動を行う。 VKTM Virtual Keeper of TiMe process The virtual keeper of time provides wall-clock time and reference time for other sessions/processes. GEN0 generic0 DIAG diagnosibility process The diagnosibility process (DIAG) runs oradebug commands and triggers diagnostic dumps as part of the new ADR (automatic diagnostic repository) feature, which is a replacement (and major enhancement) for the much-reviled RDA. DBRM DataBase Resource Manager PSP0 process spawner 0 DIA0 diagnosibility process 0 The "other" diagnosibility process detects hangs then triggers DIAG do take diagnostics. MMAN Memory Manager プロセス名: ORA_MMAN_<SID> データベースの内部的なタスクの実行 DBW0 db writer process 0 (データベース・ライタ) プロセス名: ORA_DBWn_<SID> 複数プロセスで処理させることが可能(n=[0..9][a..j]) データベース・バッファ・キャッシュの変更されたブロックをデータファイルに書き込む。 実際の書き込みは効率的に処理するために延期される(=高速コミット、チェックポイント)) ⇒ 遅延書き込み、マルチブロック書き込み、非同期書き込みを使用する。 最大 20プロセス、関連初期パラメータ DB_WRITER_PROCESSES 注意 単一CPUでは複数プロセスの構成にしても効果はない ARC0 Archival Process 0 (アーカイバ) プロセス名: ORA_ARCn_<SID> オンラインREDOファイルを、指定した記憶領域(スタンバイデータベース含む)に アーカイブ書き込み(送信)する。 ディスク容量不足や手動アーカイブモード時にREDOログのアーカイブが行われない 状況になると、システムは完全な一時停止状態となる危険がある。 LGWR Redo Writer Process (ログ・ライタ) REDOバッファより生成された、REDOエントリをオンラインREDOファイルに書き込む プロセス名: ORA_LGWR_<SID> DBWnと異なり、 REDOエントリは常に空き領域を作り出すために高速に書き出される。 耐障害性重視のため、極小単位の書き込み(OS-ブロックサイズ)、シーケンス書き込み、 同期書き込みを使用している。 DBWn と異なり、REDOログ書き込みはシリアライズ化(シーケンス書き込み)される。 通常は、1COMMIT(トランザクション)、1書き込みとなる。 しかし、大量のREDOログエントリがされると、複数のトランザクションが書き込み待機中となり、 書き込み終了待ち状態になる。 このとき、これらのトランザクション群を1つのトランザクションとして 1書き込みで取り扱うことがある。(=グループコミット) CKPT checkpoint (チェックポイント) プロセス名: ORA_CKPT_<SID> チェックポイント処理は、負荷の高い処理のため専用にプロセスが用意される。 RVWR Recovery Writer フラッシュバックが有効である場合、または保証付きリストア・ポイントが存在する場合は、 バックグランド・プロセスRVWRによって、フラッシュバック・データがフラッシュ・リカバリ 領域にあるデータベースのフラッシュバック・ログに書き込まれます。 SMON System Monitor Process (システムモニタ) プロセス名: ORA_SMON_<SID> インスタンスの障害時に再起動時に クラッシュ・リカバリ を行う 障害の発生したデータファイルは、オンラインになった時点でリカバリされる。 ディクショナリ管理表領域の場合には、定期的にコアレスを行う。 SMCO Space Manager Process The space management coordinator and slaves perform space allocation and reclamation. RECO distributed recovery (リカバラ) プロセス名: ORA_RECO_<SID> 分散データベースにおける、ネットワーク障害などによる未解決のトランザクション (インダウト・トランザクション)を解決しようとする。 (一定間隔でリモートデータベースに接続し、トランザクションを コミット、 または、ロールバック しようとする) CJQ0 Job Queue Coordinator (ジョブキュー・コーディネータ) プロセス名: ORA_CJQn_<SID> スケジューラサービスを実行する。Jnnn プロセスを生成して並列実行を行うことができる。 関連初期パラメータJOB_QUEUE_PROCESSES QMNC AQ Coordinator (キュー・モニタ・コーディネータ) Oracle 10gから導入 プロセス名: ORA_QMNC_<SID> キュー・モニタのコーディネータ、スレーブモデル MMON Manageability Monitor Process (マネージメント・モニタ) プロセス名: ORA_MMON_<SID> 管理性に関連する様々なバックグラウンド・タスクを実行する。 統計情報やアラート処理を行う。 MMNL Manageability Monitor Process 2 プロセス名: ORA_MMNL_<SID> 管理性に関連する軽量のバックグラウンド・タスクを頻繁に実行する。 W000 The space management coordinator and slaves perform space allocation and reclamation. J000(ジョブキュー・スレーブ) プロセス名: ORA_Jnnn_<SID> CJQnにより起動され、ジョブを実行する。(J000..J999) D000(ディスパッチャ) プロセス名: ORA_Dnnn_<SID> 共有サーバー構成時にユーザープロセスとのやり取りの窓口処理をする。 (空いている共有サーバーに導いたりセッション管理を行う) S000(共有サーバー) プロセス名: ORA_Snnn_<SID> ディスパッチャの要求キューを実際に処理する。(複数のセッションからの要求を処理する) Q000(キュー・スレーブ) プロセス名: ORA_Qnnn_<SID> QMNCにより起動され処理を行う
実際例: oracle 727 0.0 1.4 663924 14716 ? Ss 16:09 0:00 ora_w000_o11g2 oracle 2395 4.0 2.4 665680 24636 ? Ss 16:24 0:00 ora_j000_o11g2 oracle 2397 2.0 1.2 663924 13024 ? Ss 16:24 0:00 ora_j001_o11g2 oracle 30492 0.0 1.4 664936 15248 ? Ss 10:53 0:00 ora_pmon_o11g2 oracle 30494 0.0 1.1 663928 12040 ? Ss 10:53 0:06 ora_vktm_o11g2 oracle 30498 0.0 1.1 663928 12180 ? Ss 10:53 0:00 ora_gen0_o11g2 oracle 30500 0.0 1.1 663928 11944 ? Ss 10:53 0:00 ora_diag_o11g2 oracle 30502 0.0 1.8 663936 19124 ? Ss 10:53 0:00 ora_dbrm_o11g2 oracle 30504 0.0 1.2 663928 13052 ? Ss 10:53 0:00 ora_psp0_o11g2 oracle 30506 0.0 1.6 664440 16764 ? Ss 10:53 0:06 ora_dia0_o11g2 oracle 30508 0.0 6.9 663928 71264 ? Ss 10:53 0:00 ora_mman_o11g2 oracle 30510 0.0 5.7 668340 59148 ? Ss 10:53 0:00 ora_dbw0_o11g2 oracle 30512 0.0 3.4 679480 35852 ? Ss 10:53 0:01 ora_lgwr_o11g2 oracle 30514 0.0 1.8 663928 18884 ? Ss 10:53 0:01 ora_ckpt_o11g2 oracle 30516 0.0 9.3 666584 95636 ? Ss 10:53 0:02 ora_smon_o11g2 oracle 30518 0.0 1.9 664440 19992 ? Ss 10:53 0:00 ora_reco_o11g2 oracle 30520 0.0 6.8 668032 70596 ? Ss 10:53 0:02 ora_mmon_o11g2 oracle 30522 0.0 2.0 663928 20968 ? Ss 10:53 0:00 ora_mmnl_o11g2 oracle 30524 0.0 1.2 664820 13304 ? Ss 10:53 0:00 ora_d000_o11g2 oracle 30526 0.0 1.2 663960 12660 ? Ss 10:53 0:00 ora_s000_o11g2 oracle 30574 0.0 1.6 663928 17412 ? Ss 10:53 0:00 ora_rvwr_o11g2 oracle 30577 0.0 2.7 679480 28368 ? Ss 10:53 0:00 ora_arc0_o11g2 oracle 30579 0.0 2.7 679480 28324 ? Ss 10:53 0:00 ora_arc1_o11g2 oracle 30581 0.0 4.4 695992 45388 ? Ss 10:53 0:00 ora_arc2_o11g2 oracle 30583 0.0 2.7 679480 28216 ? Ss 10:53 0:00 ora_arc3_o11g2 oracle 30600 0.0 1.4 663928 14548 ? Ss 10:53 0:00 ora_qmnc_o11g2 oracle 30634 0.0 3.9 669460 40420 ? Ss 10:53 0:00 ora_q000_o11g2 oracle 30638 0.0 2.2 664964 22572 ? Ss 10:53 0:00 ora_q002_o11g2 oracle 30785 0.0 5.1 665492 52660 ? Ss 10:54 0:01 ora_cjq0_o11g2 oracle 31627 0.0 1.3 663928 13948 ? Ss 10:58 0:00 ora_smco_o11g2
2、専用サーバプロセス:
表示:oracle<SID> (LOCAL=NO) 実際例: oracle 30606 0.0 7.3 666908 75184 ? Ss 10:53 0:07 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 30609 0.0 5.2 665916 54352 ? Ss 10:53 0:03 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 30698 0.0 10.7 669076 110564 ? Ss 10:54 0:12 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 30754 0.0 5.5 665920 56780 ? Ss 10:54 0:02 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 30796 0.0 3.9 666880 40536 ? Ss 15:48 0:00 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 30819 0.1 16.8 675208 172936 ? Ss 10:54 0:28 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 30844 0.0 1.7 664816 17496 ? Ss 10:54 0:00 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 30848 0.0 6.3 667960 65016 ? Ss 10:54 0:03 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 30921 0.0 12.6 669104 129504 ? Ss 10:54 0:10 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 31368 0.0 9.9 669040 101912 ? Ss 10:56 0:04 oracleo11g2 (LOCAL=NO) oracle 31384 0.0 8.4 668972 86584 ? Ss 10:56 0:04 oracleo11g2 (LOCAL=NO)